September 04, 2006

土曜日に遭遇した衝撃的な・・・

例によって,ツーリングの前日はなぜか眠れないので,寝ないで,そのまま
酒豪場所まで行くことにしました.
家を出たのは,12:30a.m. ぐらいだったはず.途中のセルフスタンドで給油したのが
12:48a.m. (レシート記載時刻).後にこの時間が重要な手がかりになるとは・・・

R246 にのって最初の交差点で,CBR929RR に抜かれました.
それから 5分後ぐらいにそのマシンを診た時は・・・

深夜なので,それほど交通量も多くなく,いつもの渋滞が無いので
気持ちよく走っていると,二子玉川の橋を渡りきるところで,タクシーが
変な向きで止まってました.
"あーー,やっちゃったのか.どうやら道を塞いでるようだけど,俺は
すり抜けて,通過しようっと"
と想い,前まで出ると,そこにいたのは,単独転倒のバイクとライダーが.
タクシーは,転倒しているバイクを寸前で発見し急停車した様子でした.
2車線にまたがってうつ伏せで倒れてるライダーを診た瞬間,絶句しました.
暗くて善く診えないのですが,頭から血が出ており,ライダーは全く動く様子が
ありませんでした.
ノーヘル乗車??? と想った瞬間,離れたところに転がってるメットを発見しました.
命は大丈夫なのか否か,とにかくそれだけが頭をよぎりました.

道路は完全に通行止め状態だったので,倒れたバイクを起こして端に止めました.
片側の車線は,ギリギリ車が通れる幅が残されていたので,交通整理をして
車を少しずつ流し始めたのですが,早く救急車きてくれ!!! と願うしかなく
本当に怖くてたまりませんでした.

負傷者に対する暫定処置方法が全く解からず,自分の無力さを痛感しました.
動かしてはだめなときと,逆に動かさなくてはならない場合があると
想うのですが,何を基準に判断すべきがさっぱり・・・

なかなか救急車は到着せず,焦っていたら,ライダーは立ち上がろうと動き
始めたので,それを診た瞬間は,生きてるんだ! と安心しましたが
安静にしてる必要があると想い,寝て待つよう声をかけました.
しかし,私の言葉は全く通じず,何度も起き上がろうとするので
怖くて仕方ありませんでした.恐らく,意識がもうろうとしていたのでしょう.
その直後,反対車線からこちらに向かう救急車が診えたときは,
本当にほっとしました.ですが,橋を渡りきって,こちらへ到着するには
そこから結構な時間を要しました.一般道なら,すぐに車線を横切れるけど
橋なので,それができないんですよね.

救急車と消防車が到着し,私の役目 (交通整理) は終了.
東京消防庁の救急隊員 (背中には救急救命士と描いてあった) 数名で
ライダーを車の中に運び,処置を始めたのですが,うまくいかない様子が
伝わってきました.暴れてるとかで,何かが困難らしいのです.
その後,病院に運ぶ際,医者の要求でズタズタのヘルメットが必要だと.
メットの損傷具合から,どこを強打したのかを判断するのでしょうか.
左前には,ポッカリと穴が空いており,その衝撃の凄さを物語ってました.
そんな状態のメットは診たことがありません.

命助かって欲しい!!! それだけを願って,その場を去りました.

こんな事故を診ると一瞬恐怖心を覚え,少しひるんでしまいますが,
少し時間が経つと,それは更なる闘争心 (自分は巧く対応するんだ,という感じの)
を引き出します.そのおかげで,ツーリングのライディングには全く影響は
ありませんでした.

なお,最初のほうに描いた,"給油した時刻が手がかりに" とは,当初,
事故発生時刻が解からなかったのですが,給油してから現場までの
走行時間を推定することでおおよその発生時刻を警察へ伝えることができ
想わぬことが役に立ったなぁと.

このアクシデントに関しては,明日も引き続き描こうと想います.


よろしければこちらを!!!

01:20:47 | sudiwo | comments(4) | TrackBacks